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ふんどし登記1

コラム

ふんどし部、会社化。ふんどし部の展望とこれから。


2016.05.26

 

どうも、こんにちは。ふんどし部部長です。

今日はご報告があってブログを書きました。

ふんどし登記1

ガラの悪い集合写真。

<ふんどし起業に際しての抱負>

起業しました。誕生日と時期が重なり、ワチャワチャしてます。いや、別に誕生日であることは一切関係なくて(笑)、誕生日のせいで忙しい、ということは一切ないんですけどね。

これを読んでいる人でまさか知らない人はいないと思いますが、「星野って誰」という人がいたら自己紹介しておきます。ふんどし部の代表です。趣味は筋トレです。

さて、この度、ふんどし製造・販売・プロモーションを目的とした会社を興しました。別に今流行りのウェブサービス/アプリではなく、下着というもっともプリミティブな分野であり、要するに「布」を売る仕事なので、思われている以上にたくさんの課題があります。

一番わかりやすい課題としては、「今ふんどしなんて誰がきんのよ?」というものですね。

ですから、端的に言えば、伝統下着ふんどしをヨーロッパに伝えるのが弊社のミッションで、ふんどしという本来売れなかったものを皆が買いたいものを提供する、これが弊社の課題でして、口で言うほど簡単ではないのです。

ありがたいことに弊社の世界唯一のコンテンツ「ふんどしマン」は既に、見るとほっこりする、というか人々の価値観に隕石が落ちたような衝撃をもたらすようでして、先日も伊勢志摩サミットで街中が厳戒態勢なのに、ふんどし一丁でゴミ拾いをした結果、無数の警官も「日本はふんどしマンがいる限り、未来永劫、我が国は平和である」と認識されたようで、応援いただきました。このように、身の回りの空間を癒し、平和領域にする、ということでこれはもう自ら名乗らずとも、社会起業家と呼ばれてもおかしくないのではないかと思います。たぶむ。

まぁそんなことはさておき、たくさんの方にふんどし部は応援されています。

応援されるのは本当にいいことで、本当にありがたいです。でも応援されるだけじゃダメ、ということも自らに常に言い聞かせています。

「あいつらがやっていることも、出しているものも素晴らしいからお金を払う」というフェーズまで高めないと、90%のベンチャーがそうであるように、いつの間にかに忘れ去られてやむなく社会から退散、ということになりかねません。

助成金やら資金繰り表やら融資やらで、金策に追われていたのですが、こうして数字を正面から見ていると、

「全然オイシくないビジネス」

ということを改めて実感しました。真っ青、とまではいきませんが少々の冷や汗をかいたのが記憶に新しいです。そんなわけで浮ついた気持ちはありがたいことに起業までに消え失せた、というのが正直なところです。なんというか初めてのゲームなのにあえてHardモードを選んで、毎日刺激的でワクワクする羽目になってしまった、という現状です(笑)個人的にはこの「あえてHardモードを選ぶ」というのは人生を充実させる一つの要だと勝手に思ってます。

さて、経営者として動いていると、「頑張ってね、うまくいくよ。」と「で、実際売れるの?」と飴と鞭の両方のコメントをいただくのですが、いづれにせよ、企業としてこれからは数字で結果を出さないと応援してくださる方にも示しがつかないでしょう。楽しいだけじゃダメ。

今回の法人登記は、人によっては「何やねん、このサークルは」と思われていたイメージを払拭する一方で、「大の大人が大真面目にこんなことやっていいんだ」ということを全力で表現していく一つのターニングポイントであります。

<日本文化を輸出することはそんなに甘くないと思う>

昨今の日本の事情について。日本人のSNSを見ると日本を賛美するコンテンツがよく見られます。一方で、先日も某元女子高生社長が「日本はこのままじゃダメ」とドヤ顔で言っていて、「そんな仕事したことないのに目の敵にせんでも・・・」と思ってしまう記述もよく見られます。

なんとなく言われる「日本のCoolJapanはすごい」という賛美の声から「日本は~~ダメなんだ」という卑下する声まで様々にありますが、それらの多くは本当に日本を見つめたコメントであるとは言い難いと思います。どちらも踏まえて乗り越えないといけない。

イタリアにいたときだって、浴衣も着物も風呂敷も結局見て「Wao!」と言わせ流ことはできても、結局のところ売れないのです。これがなぜなのか、ということはここでは割愛するとして、これから僕たちがぶつかっていく課題だと思います。欧米においても、ふんどしマンは一瞬で話題になると思います。でも、ふんどしの着るシーンをヨーロッパの人々にイメージさせられなかったら、これはふんどしマンビジネスになってしまうのです。常にヨーロッパにふんどしマンがいないと成立しない、そんな時空間の制限を受けるとなると「長崎ラブ」と言っている野田が幸せになれないビジネスになってしまいます。まぁこれは半分冗談で半分真面目です。

まだふんどし部は本当の意味で、僕たち自身が「日本はすごい!ふんどしもアツい!」のフェーズからは抜けきれてないですし、ここからが勝負です。本当の意味で世界の壁にぶち当たって行くのはこれからで、荒波にもまれて溺死するのか、華麗に波に乗って楽しむのかは組織としての器量が問われるのだと思います。

メンバーにも自分の脳みそにも腫瘍ができるくらい唱えているのですが、人の価値観を実際に変える/作る、というのはそんなに生易しいものではないと思いますし、かっこいいものを作るのもそんなに簡単ではない。何よりこんな僕も生まれてこのかた「おしゃれ」とか「かっこいい」とか子宮にいた頃から言われた記憶がないし、かっこよくない人がかっこいいものを作るのはなかなか難儀な話ですよね。ですから、僕たちなりにできることに全力を出してCoolさを表現していきます。

この消え掛かっているふんどしという文化、そして「一枚の布だけで外の世界に出る」=ふんどしマンは奥が深そうなので、考察と検証を、会社を経営しながら続けていきたいと思います。

長くなりましたが、引き続き、全身全霊で取り組んでまいりますので、現状は「応援してやるかぁ」でも構いませんので、ご支援頂けたら幸いです。今後は海外のデザイナーを混ぜたりして、プロダクトも進化していきますし、人・組織も成長させていきます。

http://funding.fundoshibu.com/

 

先行予約・ファンディングは5月末まで。あと5日です!

ふんどし漫才

みんなふんどしはいてね!Ciao!!