秘書によるEU講座 後編

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Bonjour! 秘書のChinatsuです。

ふんどし秘書

Brexit後の7月初旬、「EU講座 前編」を執筆しました!

、、、が、その後なんやかんやとバタバタして、研究調査を兼ねて1か月ヨーロッパ(主にドイツ・フランス)に行ったりしていまして、「EU講座 後編」執筆がこんなに遅くなってしまいました。

部長から「早く書け!」とガミガミ言われているので書きます。

さて、前回EUの歴史について語り、イギリスがEUに加盟した!という所で終わっていましたね!

前編を読んでいない方はこちら!→https://fundoshibu.com/eu-brexit-1

1973年に加盟を果たしたイギリスですが、

シェンゲン協定(※この協定によって多くのヨーロッパ各国の間で人・物・金の移動が自由になっています。例えばドイツからフランスに行くのにパスポートが必要無いのはこの協定のお蔭なのです!)には加盟しない。

EU研究者としては行くべき「シェンゲン」にこの夏行ってきました!

EU研究者としては行くべき「シェンゲン」にこの夏行ってきました!

そして! 共通通貨のユーロも使わない。

などなど、ワガママっ子。EUはイギリスに悩まされることが少なくなかったはずです。

ワガママイギリスと悩めるEU

ワガママイギリスと悩めるEU

そしてサッチャーの時代にはEUに加盟していることのメリットが少ない(もしくはマイナス)と考え、
「I want my money back!」という有名な名言を唱えたり。

I want my money BACK!

I want my money BACK!

出典:http://muftah.org/margaret-thatcher-her-dictator-friends/#.V9kkkTj_pgk

つまり、イギリスはフランス・ドイツのように「平和のために」という意識が少なく、経済的な損得を一番の目的として捉えてEUに加盟していたように見える側面が多々ありました。

そして、今年。幸か不幸か欧州連合統合の歴史上初めて加盟国の「離脱」が決定されてしまいました。

離脱へと民衆を煽った元ロンドン市長 ボリス・ジョンソンは首相選挙を辞退してしまい。
当初離脱推進派が述べていた多くの事柄が実際には実現性が低いと分かってきています。

イギリス、特にロンドンには日本などEU域外国からEUの窓口としてヨーロッパ支社が置かれてきました。

しかし、イギリスがEUから離脱してしまうと、多くの企業がフランスやスペイン・ドイツなど他のEU加盟国に移転してしまいます。

つまり経済的にイギリスは困った状態に陥ってしまう可能性が高いのです。

当初イギリスはこんなことをイメージしていたのかもしれません↓

イギリス「僕がいないと、困るでしょう?」 仏・独「出ていかないで~」

イギリス「僕がいないと、困るでしょう?」
仏・独「出ていかないで~」

でも、実際は悲しいですがこう↓なるかもしれません。

イギリス「ああぁぁぁぁ。困った~」 仏独「いい気味~」

イギリス「ああぁぁぁぁ。困った~」
仏・独「いい気味~」

ドイツでEUについてのレクチャーカンファレンスみたいなものに参加していた際に聞いたのですが、

ドイツでは日本ほどBREXITについて注目が集まっておらず、例えば投票前日のドイツのニュースでもBREXITについて取り上げられていることは稀だったそうです。

ドイツ:「イギリス離脱しようがどっちでもいいし。ドイツ大国だし、EU引っ張ってるの仏独だし。」

ドイツ:「イギリス離脱しようがどっちでもいいし。ドイツ大国だし、EU引っ張ってるの仏独だし。」

フランスではそこそこニュースになっていましたが、日本の報道の

「イギリス離脱!EU崩壊か?」の様に言われることはなく、

むしろ「イギリスは離脱手続きを即刻開始せよ」といった内容が多かったのです。

とは言っても、イギリスがヨーロッパにおける一国であることに変わりはありません。

そして、他の各国もあからさまに、「イギリスなんて、知らないよ!」という態度は取れません。

外交関係や隣国同士仲良くという基本があるからです。

そして、現在EUの各界でBREXITなんかよりも懸念されていることがあります。

来年のフランス大統領選挙です。

今度は私が話題です。C'est moi, le roi!

今度はフランスの番。C’est moi, le roi!

現在EUはフランス・ドイツの2大大国によって大きく支えられています。

フランス・ドイツあってのEU

フランス・ドイツあってのEU

しかし!

昨今のフランスやヨーロッパ各地のテロや難民問題などを受けて、
フランス国内ではMarine Le Pen率いるFNという極右政党が指示を伸ばしており、
来年の大統領選で彼女がもしかしたら勝ってしまうかも?!と考えられています。

Marine Le Pen

Marine Le Pen

出典:http://www.france24.com/fr/20151215-marine-le-pen-relaxe-prieres-rue-musulman-occupation-nazie-france

Marine Le Penは自分が大統領になった場合フランスでもイギリスの様にEU離脱をめぐって選挙をすると言っています。

もしフランスがEUから離脱してしまったら?!FREXIT問題と呼ばれています。

もちろんFREXITするには長い道のりがあります。Marine Le Penの大統領就任→国民選挙でのEU離脱決定。

道のりは長いよ、どこまでも。

道のりは長いよ、どこまでも。

しかし、有り得ない話ではなくなってきているという見方が増えています。

そしてオランダ・ドイツなどでもEU懐疑派が増えていることからNEXITGEREXITという言葉も出来ています。

つまり、EUには今回のBREXITと同じくらい心配しなければいけない課題が山積しているのです。

困った困った。

困った困った。

しかし、暗い話だけではありません。

今回のイギリスの離脱によって、逆にEUの結束が高まるという見方もあります。

というのも、現在多くの加盟各国が自国の経済の停滞などの理由をEUに押し付けている傾向があります。

そして、イギリスは離脱してから経済が良くなるという見込みは少ないです。むしろその逆だと言われています。

つまり、数年後のイギリスを「EUから離脱したら良くない状況になる。」ということを示す見本(実験台)にできる、そうすれば、離脱しようとする国がなくなる。

このような見解もあるのです。

とにもかくにも、「イギリス離脱=EU崩壊」とする見方は時期尚早です。

EUはそんな軟なものではありません!

注:あくまで秘書個人の意見に基づき執筆しております。現在のEUに対する考え方には様々な見方があります。あくまで1ひよっこ研究者の意見としてお読みいただければ幸いです。

À bientôt!

搾取してみたシリーズ

愛されるダメ人間からいろいろ搾取したお話

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